子供を育てるというのは本当に大変な事です。特に産まれてから幼稚園・保育園に入るまでの間は、お母さんお父さんの気が休まるヒマがありません。赤ちゃんの世話をする上で大変な事はいっぱいありますが、やはり夜泣きが一番厄介ではないでしょうか?いわゆる背中スイッチに苦しめられている人も多いと思います。
ここではそんなお母さんお父さんのために、夜泣きの対策法をまとめました。
まずは夜泣きの原因について。つまり赤ちゃんが何で泣くのかという事ですが、その理由は色々とあります。
- お腹が空いた
- 喉が渇いた
- オムツを替えて欲しい
- 遊びたい、遊んで欲しい
- 寂しい
- 眠たい
- うるさい
- 暑い/寒い
- 明るい/暗い
- どこか痛い/痒い
- おしゃぶりが欲しい
- 汗を拭いて欲しい
- 布団が重い
- 疲れた
こんな感じで、実に様々な理由でもって赤ちゃんは泣いているのです。でも、理由があればまだいい方で、一番困るのは理由もなく泣いている時です。泣きたいから泣いているという状態ですね。赤ちゃんというのは泣くのが仕事みたいなものですから、まあこれは仕方の無い事です。大人でもそうですが、泣くというのはストレス解消になりますから、赤ちゃんにとっては泣くことが必要なのでしょう。
ただ、だからといって夜中に泣かれるのはやっぱり困ります。こっちは昼間仕事に行かないといけないわけですから、出来れば夜はゆっくりと眠りたいところです。ということで、何とか泣きやんでもらおうと色々と手を尽くすわけですが、なかなか思い通りにはいきません。とりあえずやってみるのは、大体以下のような事です。
- ミルクなどをあげる
- おしゃぶりをあげる
- オムツを替える
- 汗を拭く
- 着替えさせる
- 布団をかける
- 布団を剥がす
- 静かにする
- トントンする
- エアコンを付ける/消す
- 暗くする/明るくする
- 遊んであげる
- おもちゃを渡す
- 抱っこする
- 添い寝する
- 疲れさせる
- 息を吹きかける
- くすぐる
- 話しかける
- 音楽をかける
- 歌を歌う
これで泣きやんでくれればいいのですが、世の中そんなに甘くはありません。抱っこしている間は静かに眠っているのですが、布団に下ろした瞬間にまた泣き始めるというのがよくあるパターン。恐怖の背中スイッチです。何十分もかけて念入りに寝かしつけたはずなのに、下ろした途端にまた起きてしまうなんて、恐怖以外の何ものでもありません。夜中の3時4時にこれをやられると、結構本気で凹みます。
そんな時に私がおすすめしたいのが、放っておく、という方法です。赤ちゃんがいくら泣いても何もせず、勝手に眠ってくれるのを待つのです。もちろん、オムツは大丈夫かとか、熱は無いかとかはチェックしないといけませんが、特に泣く理由が無さそうなときには何もせずに放っておきます。そうすると赤ちゃんもそのうち諦めて眠ってしまうという寸法です。
この方法がいいのかどうかについては、賛否両論があります。放っておいたりすると、将来怒りっぽい子になるとか、寂しがり屋になるとか言う人もいれば、逆にいつも抱っこしていると、甘えん坊になってしまうという人もいます。結局、どちらが正しいのかは分かっていないというのが現状のようです。もちろん個人差というものがありますから、一概に答えの出る問題でもありません。もし、放っておくことで何か悪影響があると思うのであればこの方法はおすすめしませんが、個人的には何も問題無いと思います。というか、むしろ聞き分けのいい素直な子になるのではないか、くらいに思います。
それで、放っておくという戦略をとろうとした時の話ですが、実はこれが簡単ではありません。単に放っておけばいいだけの話ではあるのですが、実際にやってみると結構大変なのです。我が子がわんわん泣いているのを聞いていると、可哀想になってついつい抱っこしてあげたくなります。特に一人目の子どもの場合は大変でしょうが、ここは心を鬼にするところです。放っておくと決めたら、中途半端にしてはいけません。そうすると赤ちゃんの方も「泣けば誰かが来てくれる」という学習をすることになってしまいます。
とはいっても、ある日から突然放っておくというのも無理があるやり方です。最初のうちは数分おきに様子を見に行って、赤ちゃんを安心させてあげて下さい。そしてその間隔を徐々に長くしていき、赤ちゃんが自然と一人で眠れるように訓練するのです。我が家の場合は2,3週間で赤ちゃんが慣れたようで、一人で静かに眠ってくれるようになりました。一旦こうなると、夜中にふと目を覚ました場合でも、特に用事がなければそのままもう一回寝てくれるようになります。ただ、目が合ったりすると相手をして欲しがりますので、そこは寝たふりで乗り切って下さい。
ということで、おすすめの夜泣き対策法を紹介しました。すべての赤ちゃんに有効な方法かどうかは分かりませんが、少なくとも我が家の場合はこれで上手くいきました。毎晩夜泣きに付き合って抱っこをしてあげるのもいいですが、それではこちらの身体がもちません。夜泣きに悩んでいるお母さんお父さんは、ぜひ一度この方法を試してみて下さい。