就職活動に失敗しないための会社選びのコツ

とにかく情報を集める

就活においては、とにかく情報をたくさん集めることが何よりも重要です。もしもあなたが東大とか京大とかの優秀な学生ならば、有名所の会社を何社か調べて、その中から行きたい会社を選ぶということも可能かも知れません。あるいは、親御さんがすごい実力者で、何らかの手段であなたの就職先を見つけてくれるならそれは素晴らしいことです。でも、そんな恵まれた環境にいない一般の就活生は、地道に企業研究をして、自分に合った会社を探さなければいけません。

情報収集といっても色々とあるわけですが、まず重要なのは会社の存在を知ることです。誰でも知っている一流企業に入れるのなら別に構わないわけですが、大部分の人はそうではありません。今まで一度も聞いたことがないような会社にもエントリーしていかなければ、内定まで辿りつけない人がほとんどでしょう。

別に有名企業に就職することがいいことだと言っているわけではありません。あなたが名前を知らない企業の中にも、素晴らしい会社はいっぱいあります。ただ、その会社があることを知らなければ、就職することはもちろんエントリーすることも出来ないわけです。なので、求人票や就活サイト、企業説明会などをフルに活用して、とにかく多くの企業を知りましょう。たくさんの会社を知れば知るほど、あなたに合う会社が見つかる可能性は高くなるのです。

気になる会社が見つかったら、ネットの掲示板なんかで評判を見るだけでなく、実際に足を運んで情報を集める努力をしましょう。OB・OGがいれば迷わず訪問するべきですし、仮にいなかったとしても就職担当者に問い合わせて、誰か話を聞ける人を紹介してもらうくらいの積極性を持ちましょう。

一生勤めても後悔しないか考える

なるべく多くの会社を知ったら、その中から就職したい会社を選んでアタックすることになるわけですが、ここが勝負どころです。変に妥協したり、ましてや適当に選んだりしてはいけません。最近では終身雇用の形態がかなり崩れたとはいえ、一度入った会社を辞めるというのは簡単なことではありません。というか、その会社を辞めた後に、中途採用してくれる会社を探すのは本当に大変です。なので、最初に就職する会社に一生勤めても後悔しないという気持ちを持って会社選びをして下さい。

会社を選ぶ基準は人それぞれです。大企業であればそれでいいとか、仕事が楽ならどこでもいいとか思っている人もいるでしょう。あるいは、○○関係の会社ならどこでもいいとか、給料が高ければそれでいいとかいう人もいるかも知れません。でも、そういう安易な基準で就職先を選んでしまうと、将来後悔することになりかねません。自分なりの基準をしっかりと持って、慎重に会社選びを進めましょう。

基準は人それぞれなのですが、よくある基準としてはやはり会社の規模です。一般的に大企業は中小企業に比べて給料も高いことが多いですし、福利厚生なども充実しています。ただ、大企業には大企業なりのデメリットももちろんあります。例えばその会社の社長や役員に昇りつめようと思ったら、中小企業の何百倍も大変ですし、大きな組織の中では自分のやりたいことが出来る可能性も低いでしょう。

その他の基準としては、客商売をやっている会社なのかとか、モノ作りをやっている会社なのかとか、そういうことがあります。消費者相手の仕事がやりたいなら客商売をやっている会社に行かなければダメですし、モノ作りに携わりたいのであれば、会社がモノ作りをやっていないことにはどうにもなりません。自分にとって重要視すべき基準は何なのか、まずはそこをきっちり考えましょう。

勝手に諦めない

会社選びにおいて最後に重要なことは、勝手に諦めないということです。自分の大学のレベルや、能力の低さなどを理由にして、勝手に諦めてしまうのは本当にもったいないことです。もちろん、就職活動は厳しい競争ですから、自分が入りたい会社に入るのは簡単なことではありません。でも、自分で諦めてしまってはその時点で可能性は0になってしまいます。どうしても入りたい会社であれば勝手に諦めず、熱意を持ってアタックしてみて下さい。もしかしたら上手く熱意が伝わってあなたの希望が叶うかも知れません。