「邪魔くさい」の意味
邪魔くさいという言葉は関西弁で、面倒くさいという意味です。関西地方を中心に西日本の広い範囲で使われています。
ですので、関西の人が邪魔くさいと言ったら100%面倒くさいという意味になります。ところが関西以外の人で、「邪魔くさい」を「邪魔」という意味で使う人がまれにいます。
これはエセ関西弁で、完全なる誤用だと思っていたのですが、どうもそうではないみたいです。辞書を見てみると、
ひどく邪魔である。邪魔になっていやである。
デジタル大辞泉(小学館)
邪魔だと感じられる。
三省堂 大辞林 第三版
とあります。辞書が絶対に正しいわけではありませんが、載っているものは仕方ないです。邪魔くさいには邪魔という意味があるのでしょう。
邪魔くさいって言う人が邪魔くさい
が、人にむかって邪魔という意味で「邪魔くさい」という人は嫌いです。
「○○さん、ちょっと邪魔です」であれば100歩譲って許せますけども、「○○さん、ちょっと邪魔くさいです」は許容できません。相手によっては喧嘩になるレベルです。
「邪魔」でいいところをわざわざ「邪魔くさい」というのは、一体どういう意図があるのでしょうか?強調、ですかね?それとも面倒という意味を少し入れているのでしょうか?どちらにしろ許せません。
そもそも「邪魔くさい」という言葉は、関西のノリで使われるから許される面があります。
「邪魔くさくてかなわんなー」「そんなん言わんと頼んますわー」「しゃーないなー」みたいなやり取りなら別に違和感も感じません。
ということで、関西以外の人で、邪魔という意味で邪魔くさいと言う人はぜひ気をつけて下さい。おそらくあなたは、邪魔くさい人だなーと思われていますよ。