「大化」から「平成」までの247の元号について、使われている漢字を集計しました。元号はほとんどが漢字二文字からなりますが、一部例外があるため、述べ漢字数は247の2倍より少し多い504個です。この中で使われている漢字の種類は72。以下、登場回数が多い順に示します。
29回
永
27回
元 天
21回
治
20回
応
19回
和 文 正 長
17回
安
16回
延 暦
15回
保 寛 徳
14回
承
13回
仁
12回
嘉 平
10回
宝 康
9回
建 久 慶
8回
貞 弘 享
7回
明 禄
6回
大
5回
亀
4回
万 寿
3回
喜 中 養 神 観 政 化
2回
護 雲
1回
勝 老 昭 興 福 泰 至 字 霊 国 感 白 武 朱 授 鳥 亨 景 雉 禎 祥 乾 衡 同 祚 銅 吉 斉 成 昌
基本的には縁起のいい感じの漢字が多く使われています。「永」「長」「天」「和」「正」など、その漢字自体がいい印象を与える漢字が選ばれやすい傾向があるようです。なかには、「老」とか「霊」みたいに、少し微妙な印象の漢字もありますが、こういう漢字は使われていても1回です。
それから、画数が少なく書きやすいことも重要なようです。世の中の人がみんな読み書きすることになりますので、簡単な方が好ましいのでしょう。「寿」「賀」「慶」「歓」「喜」「盛」なんかは縁起良さそうではあるのですが、画数が多く覚えるのが大変そうなのであまり使われていません。