モニタリングがやらせと思う3つの理由

TBSの「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」ですが、やらせが多いと話題になっています。見ていると確かに不自然な場面が多く、ほとんどがやらせと思われます。それも、仕込みというレベルではなく、大々的なやらせですね。ここでは、私がそう思うポイントをまとめます。

リアクションが早い

モニタリングでは出演者にドッキリを仕掛けるみたいなシチュエーションが多いわけですが、それに気付いたときのリアクションが早すぎます。早くリアクションした方が面白いと思ってそうしているのでしょうが、明らかに不自然です。人間の反応速度はそんなに早くありませんので、不測の事態が起こった場合にはコンマ何秒か動きが止まってしまいます。なにしろ不測の事態ですので、何が起こったのかを把握するだけでも結構な時間が必要です。ところがモニタリングの出演者達は、一瞬のうちに事態を把握し、実に的確なリアクションを見せてくれます。これはもう、事前に何が起こるか知っているとしか考えられません。

カメラワークが自由

状況によりますが、ドッキリを仕掛けるわけですから堂々とカメラで撮影出来るシチュエーションは限られます。そうでない場合は、当然隠しカメラを使うことになるわけですが、モニタリングでは隠しカメラでなければおかしい状況であっても普通のカメラで撮影しているようです。もしかしたら最近の隠しカメラが無茶苦茶高性能なだけかも知れませんが、ズームも明るさ調整もアングルもとても自由に調整しています。これはもう、堂々とカメラを持ってターゲットの前に出ているとしか考えられません。

お行儀がいい

あと気になるのが、出演者達のお行儀が良すぎることです。普通の人は、カメラも回ってない状況でそんなに行儀よくしていません。一人でいるときはもちろんですが、人と一緒であっても、放送できないようなことを言ったりやったりするはずです。ところがモニタリングの出演者達はとても行儀がよく、プライベートな話や変な行動など、電波に乗ったら困ることは決してしません。これはもう、カメラに映っていることを知っているとしか思えません。

ということで、モニタリングは100%やらせだと思うわけですが、まあそれなりに面白いのでよく見ています。この番組を全部ガチだと信じてしまう人はちょっとどうかと思いますが、逆にやらせの証拠探しに躍起になっている人も違う気がします。手の込んだコント番組くらいの気持ちで見るのが正解ではないでしょうか。