吉野家の超特盛牛丼のコスパ分析

吉野家の牛丼の話です。

吉野家では牛丼のサイズとして並盛、アタマ大盛、大盛、特盛がありましたが、この度新たに小盛と超特盛を追加したとのことです。

そこで、どのサイズを頼むのがおトクなのかを知るためにコスパ分析を行いました。

まずは計算の元となるデータ集めです。吉野家の公式サイトに行くと、各メニューのカロリー数なんかが表になっています。今回はこれを元に各サイズにおけるご飯とお肉の量を推定しました。

ネットに出回っている情報を参考に回帰分析とかやった結果、ご飯1g当たりのカロリーは1.57kcalくらい、お肉1g当たりのカロリーは3.10kcalくらいのようです。この値を使って計算した、各サイズにおけるご飯とお肉の重さを以下に示します。

小盛、並盛、アタマ大盛、大盛、特盛、超特盛の順に、

ご飯の量: 180g、260g、260g、320g、320g、320g

お肉の量: 65g、85g、110g、110g、170g、220g

時期などによって変わるそうですが、概ねこんなものでしょう。この値を使ってコスパを計算した結果がこちらです。

コスパ(カロリー)は、1円当たりのカロリーを、コスパ(重量)は1円当たりの重量を計算したものです。どちらも値が大きいほどコスパがいいことを意味します。

また、牛丼においてはお肉とご飯の量の比率が大事と思いますので、全体の重さに占める肉の重さを計算しました。この値が大きいほどお肉たっぷりの牛丼ということです。

グラフにするとこんな感じです。

横軸がコスパ(カロリー)、縦軸が肉の割合です。

一番コスパがいいのは並盛、一番コスパが悪いのは小盛です。小盛なのに360円もしますので、まあ妥当な結果でしょう。

超特盛は、小盛に次いでコスパが悪いという結果になりました。せっかくの新登場なのに何か冴えない感じですね。せっかくなので話題になるような新メニューを出せばいいのに、と思ってしまいます。

一応超特盛の売りとしてはお肉の割合が高いこと。アタマ大盛や特盛よりも格段にお肉たっぷりです。ただ、お肉が食べたい人は牛皿を頼めばいいという気もします。

ちなみに牛皿にも並盛、大盛、特盛、超特盛があります。カロリーを参考に重さを計算してみると、順に80g、100g、160g、200gくらいとの結果になりました。牛丼のアタマにのせるときよりも10g程度少なくしているのかも知れません。

牛丼と牛皿の価格差は並盛が50円、他は100円です。単品のライスが140円で250g程度ですのでまあ妥当と言えるでしょう。

ということで、牛丼のコスパについて考えてみましたが、びっくりするような結論は出てきませんでした。今までと同じく、普通に並盛を食べておけば問題ありません。コスパを考えるなら、七味と紅生姜を目一杯使いましょう。